備忘録

ふと思い出したことがある。

ブレイブストーリーを見た時も同じような焦燥感にかられ、街を駆け巡った記憶がある。


思えば、俺はいつも遠くを見ていた。

そこに何があるかもわからないのに。

その時々で自分を取り囲んでた状況に嫌気がさしていたのだろうか。


あのセンチメンタルと焦燥感がない混ぜになった感情を忘れたくない!と思ってそんな行動を取ってたのか、それともただの現実逃避だったのか。

今となってはその理由も忘れてしまった。

でも、あの時俺が感じた感情は、まだ俺に残っている。

どこかで無くした訳ではない、そこに確かにあるはずなのに見ないようにしていたのだ。

あの感情だけは、あのカタルシスだけは、俺の心に大事にしまってあったのだ。